関連の刊行物・資料

私たちの研究プロジェクトに関わるさまざまな刊行物・資料を一覧にまとめています。
「生態系を活用した防災減災(Eco-DRR)」へのご関心やご興味に
お応えできればと思います。ぜひご覧ください。
詳細ページより、閲覧可能なリンクをご紹介しています。

災害対応の伝統知・地域知

地域の歴史から学ぶ災害対応比良山麓の伝統知・地域知

それぞれの地域では、長い時間をかけて人々が自然の恵みや災いと付き合うための豊富な知識が蓄積されてきました。本書は地球研Eco-DRRプロジェクト研究調査地である比良山麓において、地形や文化、歴史資料から暮らしを読み解くことで、地域の人々がいかに自然の恵みを利用しながら災害に対応してきたかを古文書や古絵図、写真を用いて分かりやすくまとめた内容になっています。

発行:総合地球環境学研究所 Eco-DRRプロジェクト
(日本語版)2019年8月 (英語版)2020年8月

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地域の歴史から学ぶ災害対応松浦川の伝統知・地域知

シリーズ「地域の歴史から学ぶ災害対応」の第2回。本書では、佐賀県を流れる松浦川流域において、地域の人々が川の恵みを受けつつ災害を避けてきた歴史を読み解きながら、地域に残る数々の伝統知・地域知を紹介しています。近年、自然災害が頻発するなか、過去から現在に、そして未来につながる防災減災の知恵と技術を学べる内容となっています。

発行:総総合地球環境学研究所 Eco-DRRプロジェクト
(日本語版)2020年12月 (英語版)2021年12月

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地域の歴史から学ぶ災害対応砺波平野庄川流域の散村と伝統知・地域知

シリーズ「地域の歴史から学ぶ災害対応」の第3回。本書では、富山県砺波平野の庄川流域を取り上げています。この地域で紡がれてきた人と自然の関わりの歴史を読み解きながら、地域に残る数々の伝統知・地域知を紹介しています。進みつつある気候変動や社会経済変化のなか、過去から現在に、そして未来につながる防災減災の知恵と技術を学べる一冊です。

発行:総合地球環境学研究所 Eco-DRRプロジェクト
(日本語版)2022年3月 (英語版)2023年2月

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地域の歴史から学ぶ災害対応三陸海岸の伝統知・地域知

シリーズ「地域の歴史から学ぶ災害対応」の第4回。本書では、三陸海岸を取り上げました。三陸海岸は、地震と津波による災害の歴史を繰り返してきた地域であり、海にも山にも近く厳しくも豊かな暮らしが営まれてきた地域でもあります。自然がもたらす恵みと災いは一体のものとして、この地域の人々の記憶に刻まれてきました。この冊子をきっかけにして、三陸海岸の地域を初めて訪ねてみたいと思ってくださる方や、もう一度訪ねてみたいと思ってくださる方がおられることを期待します。

発行:総合地球環境学研究所 Eco-DRRプロジェクト
(日本語版)2023年2月 (英語版)2023年3月 

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地域の歴史から学ぶ災害対応日本各地の伝統知・地域知

シリーズ「地域の歴史から学ぶ災害対応」の第5回。シリーズの最後となる本書では、日本各地につたわる伝統知・地域知が紹介されています。災害への伝統的な対応が日本各地で受け継がれていますが、それらをよく見てみると、自然がもたらす豊かな恵みも一緒に見えてきます。自然がもたらす災いと恵みの深い関わりがよく考慮された災害対応なのです。持続可能な地域づくりに伝統知・地域知を活かしていくことの大切さが、収録された日本各地の事例から伝わってきます。

 発行:総合地球環境学研究所 Eco-DRRプロジェクト
(日本語版)2023年3月 (英語版)2023年3月

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霞堤
暮らしと自然をまもる知恵

伝統的な治水の技術である「霞堤(かすみてい)」は、川とその周辺の土地の間で洪水をしなやかに行き来させることで、さまざまな治水の働きを発揮するとともに、生物多様性保全の働きも併せ持っています。このリーフレットは、霞堤のしくみや霞堤のもつさまざまな働きなどを解説しています。

発行:総合地球環境学研究所 Eco-DRRプロジェクト(2022年3月)

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地域サイトでの研究・実践成果

絵本・映像絵本
むかしのみずべは

「昔の水辺の風景画」は、福井県美浜町・若狭町の子どもたちが地域の人に聞いて描いた絵で、1700枚以上の絵がこれまでに集まっています。一つ一つの絵には、地域の大人が子どもの頃に経験した水辺の風景や暮らしが鮮やかに描かれており、子どもと大人が心を通わせた時間が詰まっています。この数多くの絵をもとに、地域の昔の水辺を物語る絵本ができました。また、その絵本をもとに、やさしい地元の言葉での朗読と音楽からなる映像絵本ができました。

発行:総合地球環境学研究所 Eco-DRRプロジェクト(2022年3月)

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自然とかかわり豊かに暮らす
北総地域における里山グリーンインフラの手引き【谷津編】

地形、水の循環、生物などの自然を賢く活用した「グリーンインフラ」は、気候変動や災害リスクが高まる将来の社会を安全で豊かにする役割が期待されています。また、災害時のみならず、ふるさとの風景や自然のふれあいなど、地域の魅力向上にも役立ちます。本冊子は印旛沼・手賀沼流域をはじめとする千葉県北部(北総地域)の特徴的な地形である「谷津」のグリーンインフラとしての活用のポイントと意義を解説しています。

発行:総合地球環境学研究所 Eco-DRRプロジェクト(2022年3月第2版)

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谷津

概要は後日掲載

 

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Mountains, water and people
〜山と水と人のつながり〜

琵琶湖周辺の里山には、山−川−湖がつながった固有の生態系、そして長年にわたる人と自然とのかかわりのなかで育まれてきた文化があります。国際的な実績をもつ映像ディレクターとともに地元の人々を取材し、対話を重ね「山と水と人のつながり」をテーマに映像記録を作りあげました。本冊子は、映像「山と水と人のつながり」を紹介するパンフレットとして発行したものです。

発行:総合地球環境学研究所 Eco-DRRプロジェクト(2020年3月)

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比良山麓石工鳥瞰図

地球研 Eco-DRRプロジェクト研究調査地である比良山麓には、石の文化が残っています。それらは災害を防ぐための堤や水路に活用されました。本書では、石材を製作した石工の仕事についての聞き取りや江戸期の絵図を通し、暮らしの中で自然の脅威と恵みに向き合った姿を、イラストや鳥瞰図を交えたリーフレットにして分かりやすく紹介しています。

発行:総合地球環境学研究所 Eco-DRRプロジェクト(2019年3月)

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提言・解説書・シンポジウム講演録・その他

ローカルなグリーンインフラの始め方

Eco-DRRプロジェクトでは、地域社会においてEco-DRRやグリーンインフラを実装するために、さまざまな研究と実践を進めてきました。Eco-DRRプロジェクトのインセンティブ・制度サブグループによりまとめられた本冊子は、地域実装の進め方やその具体的な事例をさまざまな視点から紹介しています。この冊子を参考にしていただいて、Eco-DRRやグリーンインフラの実装がそれぞれの地域で進んでいくことを期待しています。

発行:総合地球環境学研究所 Eco-DRRプロジェクト(2023年3月) 

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グリーンインフラ技術レポート

「持続可能な社会と経済の発展に、自然が持つ多様な機能を利用する」ことを目的とするグリーンインフラには、多様な機能をうまく引き出す技術や、地域の実情に即して臨機応変に用いられる技術体系の構築が求められます。本技術レポートは、グリーンインフラに関わるコンサルタント企業6社の実務者と地球研Eco-DRRプロジェクトの研究者の協働により作られました。

発行:総合地球環境学研究所 Eco-DRRプロジェクト(2020年6月)

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Eco-DRR修士課程モジュール指導者マニュアル2019年版
Eco-DRRソースブック

CNRD(天然資源開発センター)とPEDRR(環境と災害リスク削減のためのパートナーシップ)は、Eco-DRR(生態系を活用した防災減災)に関する修士課程向けの教材をつくり、世界の多くの大学などで授業に使われています。その教材の指導者マニュアルの日本語訳版、および、参考資料であるソースブックの日本語訳版を、Eco-DRRプロジェクトで作成しました。

発行:総合地球環境学研究所 Eco-DRRプロジェクト(2022年)

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自然を活かして防災する―災害と恵みのかかわり―

自然環境は、さまざまな恵みを私たちの暮らしや社会にもたらします。 自然の恵みの一つに自然災害の抑制があり、「生態系を活用した防災減災(Eco-DRR)」が注目されています。気候変動によるさらなる自然災害の懸念のみならず、人口減少や財政問題などの社会的課題はこれからの防災減災のあり方にも影響します。 シンポジウムでは、国内外の事例を踏まえ、これからの人と自然災害や自然の恵みのかかわりについて議論しました。

発行:総合地球環境学研究所 Eco-DRRプロジェクト(2019年3月)

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Eco-DRR×金融・保険公開シンポジウム自然豊かでレジリエントな社会に向けた
ファイナンス先進事例に学ぶ

本書は、2019年12月4日に行われた公開シンポジウムの講演録です。メキシコのサンゴ礁保険と米国の森林レジリエンスボンドの2つの先進事例を紹介する講演とともに、国内外の有識者を交えたパネルディスカッションで、「生態系を活用した防災減災(Eco-DRR)」を実現するための新しい金融・保険について議論しました。講演録では、これらの内容を紹介しています。

発行:総合地球環境学研究所 Eco-DRRプロジェクト(2020年4月)

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決定版!グリーンインフラ

人口減少や少子高齢化、自然災害のリスク増加、地球温暖化、地域間競争の激化といった多様な社会問題の解決として、「グリーンインフラ」が期待されています。産官学の識者が集まったグリーンインフラ研究会は、グリーンインフラの包括的な概念を整理し、各フィールドで様々な活動を実践してきました。本書では、国内外のグリーンインフラの先進事例を紹介するほか、これからのグリーンインフラの将来像やビジネスチャンスについても詳説しています。

発行:日経BP社(2017年1月)

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実践版!グリーンインフラ

気候変動に伴う自然災害の増加、人口減少・少子高齢化による土地需要の変化や地域経済の停滞、疫病による健康被害など、日本にはさまざまな社会的課題が山積しています。それらの解決に寄与すると期待されているのが、自然が持つ多様な機能を活用したインフラや土地利用計画を指す「グリーンインフラ」です。多くの関係者による普及・事業化によって、今では国も巻き込んだ大きな潮流となっています。本書では、51人の第一線の実務家や専門家が実践してきた事例を紹介しながら、知見やノウハウを伝授します。

発行:日経BP社(2020年7月)

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生態系減災 Eco-DRR
自然を賢く活かした防災・減災

近い将来の巨大地震・津波、河川氾濫などの増加・激甚化、さらに人口減少・超高齢化といった課題を抱えるなか、自然災害に強く持続可能な社会構築が喫緊の課題となっています。本書は、実証研究から政策・実践への応用まで、生態系減災を学ぶ決定版です。

発行:慶応義塾大学出版会(2021年1月)

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BIOCITY ビオシティ 86号NbS 自然に根ざした解決策 生物多様性の新たな地平

本書は、2021年1月に開催された生物多様性のための「ワン・プラネット・サミット」において、各国首脳が言及し、注目が集まる「NbS 自然に根ざした解決策」について、その全容を総合的に解説した入門書です。NbS誕生の歴史と背景、支援するグリーンファンド、教育ツール、コロナ復興との関係など100点以上のカラー写真で紹介する世界の事例は必見。

発行:株式会社ブックエンド(2021年4月)

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